貿易のエキスパートを目指す

貿易実務検定

貿易実務検定とは

日本貿易実務検定協会が実施する、貿易実務能力と貿易英語の能力を判定する検定試験です。

貿易業務に携わる人の実務能力や知識がどの位のレベルなのかを客観的に確認できるので、学生さんや貿易業務に携わっている方、あるいはこれから貿易関係の企業に転職される方など、非常に多くの方が注目している検定試験の一つです。

貿易実務に関する民間資格の中では、一番メジャーな検定・資格といえるでしょう。年齢・国籍を問わず誰でも試験を受けることができるころも人気です。

貿易実務検定の就職は?

実務経験が重視されるため、貿易業務未経験の方が就職活動するには貿易実務検定B級は必須です。

C級、B級は学生が就職のためや、求職中の方(失業保険給付中)がキャリアチェンジのために受験することも多く、事務、貿易実務が未経験の方はB級の合格と英語力(TOEIC600点以上)があった方が就職には有利になります。

貿易実務検定C級

貿易実務検定C級は、1~3年以上の貿易実務経験レベルの内容です。貿易に関する業務を進めるための基礎知識があることを証明するレベルです。
C級、B級を同一日にダブル受験も可能です。

貿易実務検定C級の難易度

合格率:約50%

難易度:比較的簡単に合格できます。独学での合格も可能です。

平成28年7月級の合格率は47.70%。(申込者数:1,910名 実受験者数:1,603名 合格者数:765名)
C級の合格率は、だいたい50%~60%以上で推移しています。

実務経験の無い方でも取得しやすい難易度です。書籍や過去問題集で独学して取得することも可能です。

C級の合格点、日程、試験会場、費用など

試験日程試験は年5回おこなわれます。
3月、5月、7月、10月、12月 詳しく→

願書は2ヶ月~1ヶ月半前から受け付けていますが、受験日の2週間ほど前で締め切られますので早めに願書を提出してください。

合格基準点2科目の合格160点(80%)を基準として、試験委員長の定める点数
試験科目貿易実務(150点)
基礎的な貿易実務英語(50点)
合計200点
試験時間開場 / 13時15分
受験説明 / 13時30分~13時45分
1.貿易実務 / 13時45分~15時15分(1時間30分)
2.貿易実務英語 / 15時30分~16時15分(45分)
受験料5,980円
試験会場日本貿易実務検定協会で案内されいます。詳しく→
全国の専門学校やスクールなどの団体試験会場でもおこなわれます。

免除制度

C級が不合格であっても「2.貿易実務英語」が合格点であれば、一年内の再試験で「2.貿易実務英語」は免除されます。

C級の試験内容は?

問題は「貿易実務」「貿易実務英語」どちらも全て選択式になっています。

出題される内容

貿易実務貿易と環境
貿易経済知識
貿易の流れ
貿易金融
貿易書類
貿易法務
通関知識
貿易保険
外国為替
航空貨物
マーケティング知識
貿易実務英語商業英単語
英文解釈

出題される問題は貿易実務について広く・浅い問題となっています。
商業英単語、英文解釈も高校生レベルの英語力で対応できます。

日本貿易実務検定協会が出版している「貿易実務検定 過去問題集」から5割~6割近く出題されていますので、合格ラインが突破できるまで過去問題集を何度か解く試験対策がお薦めです。→おすすめの本

貿易実務検定C級の過去問は?

1)過去問題サンプル
日本貿易実務検定協会が掲載しているサンプルです。

2)過去問題サンプル
2008年の例題ですが、参考になります。
大阪の「スクールきず」が配信しているメルマガ「通関士・貿易のサプリ」でも過去問題と回答を配信しているのでメルマガ登録、またはRSS登録をお薦めします。

3)過去問題サンプル
第29回の過去問題の一例がPDFになっています。

貿易実務検定C級合格の勉強方法は?

参考書、過去問題集での独学でも十分合格可能です。
時間を有効に使いたい方、効率よく学習したい方は通信、またはスクールへの通学をお薦めします。

独学の場合

予算:4,000円~12,000円前後

参考書と過去問題集で学習します。→オススメの本
特に日本貿易実務検定協会から出版されている「貿易実務検定 過去問題集」は過去の問題が掲載されているので非常に参考になります。

ただ、「最新貿易実務ベーシックマニュアル」は4,300円、「貿易実務検定®C級試験問題集」は5,860円と高価です。
しかし、ヤフオク」では半額以下で購入することができます!

通信・通学の場合

予算:10,000円前後~50,000円

通信はインターネット動画、DVDと付属の参考書などと一緒に学習します。
基本的には参考書の内容を動画で分かりやすく解説した内容になっています。料金は独学より高いくなりますが、分からない点をメールで質問できるメリットがあります。
→おすすめのスクール・通信

貿易実務未経験、英語力の無い方は無駄なく学習でき、短期間でのC級取得も可能だと思います。
ただ、B級取得はかなり難しくなり、学習途中で諦めてしまうこともありますので、貿易実務未経験・英語力が無い方は始めからC級、B級取得を狙って高額な費用を出すのはお薦めできません。

貿易実務検定B級

貿易実務検定B級は、1~3年以上の貿易実務経験レベルの内容です。貿易実務経験者の中堅層を対象とした試験内容となっています。

貿易実務検定B級の難易度

合格率:45%

難易度:やや難しいです。実務経験・英語力が無い方は独学での合格は難しいです。

平成28年7月実施のB級の合格率は44.50%でした。(申込者数:1,028名 実受験者数:805名 合格者数:358名)
B級の合格率は、実施回によって幅があるようです。

B級の合格点、日程、試験会場、費用など

試験日程試験は年3回おこなわれます。
3月、7月、12月 詳しく→

願書は2ヶ月~1ヶ月半前から受け付けていますが、受験日の2週間ほど前で締め切られますので早めに願書を提出してください。

合格基準点3科目の合格210点(70%)を基準として、試験委員長の定める点数
試験科目貿易実務(150点)
貿易マーケティング(50点)
貿易実務英語(100点)
合計300点
試験時間開場 / 9時15分
受験説明 / 9時30分~9時45分
1.貿易実務、2.貿易マーケティング / 9時45分~11時30分(1時間45分)
3.貿易実務英語 / 11時45分~12時45分(1時間)
受験料7,150円
試験会場日本貿易実務検定協会で案内されいます。詳しく→
全国の専門学校やスクールなどの団体試験会場でもおこなわれます。

免除制度

国際実務マーケティング協会の「マーケティング・ビジネス実務検定」C級、B級、A級試験に合格された方は、 次回、次々回の「貿易実務検定」の「2.貿易マーケティング」は免除されます。

B級の試験内容は?

問題は全科目、選択式になっています。

貿易実務貿易と環境
貿易経済知識
貿易の流れ
貿易金融
貿易書類
貿易法務
通関知識
貿易保険
外国為替
航空貨物
クレーム
貿易マーケティング
貿易実務英語商業英単語
英文解釈

試験の出題傾向はC級とほぼ同じですが難易度が増しており、その実務について問われる知識も深くなり、細かい手続きや法的根拠、書類の知識などが問われます。

特に法務の知識が問われていますが、これは貿易業務の中堅層として、時にはある程度の判断業務をこなしつつ正しい手続きが出来ることが要求されているためです。

貿易実務検定B級の過去問は?

1)過去問題サンプル
日本貿易実務検定協会が掲載しているサンプルです。

2)過去問題サンプル
2008年の例題ですが、参考になります。
大阪の「スクールきず」が配信しているメルマガ「通関士・貿易のサプリ」でも過去問題と回答を配信しているのでメルマガ登録、またはRSS登録をお薦めします。

貿易実務検定B級合格の勉強方法は?

すでに貿易業界で働いている方は独学でも合格可能です。C級同様に「貿易実務検定 過去問題集」からも多く出題されます。

独学の場合

予算:6,000円前後

貿易実務が未経験の方でも、ある程度の英語力があれば「貿易実務」の試験は暗記になるので独学での合格も可能です。特に日本貿易実務検定協会(マウンハーフジャパン)から出版されている「貿易実務検定 過去問題集」は必須です。→おすすめの本

「貿易実務検定® B級試験問題集」は5,960円と高価ですので「ヤフオク」で落札すると半額以下で購入することができます。

通信・通学の場合

予算:30,000円~

貿易実務の未経験の方、英語力に自信が無い方が独学で合格するには時間が掛かるため、通学、通信での学習がお薦めです。→おすすめのスクール・通信教育

貿易実務検定A級

貿易実務検定A級は、3〜4年以上の貿易実務経験レベルの内容です。貿易の業務において、判断業務を行うことができる実力を証明するレベルです。

※2015年7月検定より「準A級」は廃止となり、今までの「A級」の試験内容がリニューアルされています。

貿易実務検定A級の難易度

合格率:25%

難易度:かなり難しいです。

平成27年12月実施のA級の合格率は25.80%でした。(申込者数:204名 実受験者数:159名 合格者数:41名)A級は、2015年にリニューアルされてから、合格率が下がりました。試験自体の難易度が上がったと考えることができます。

試験日程試験は年2回おこなわれます。
7月、12月 詳しく→

願書は2ヶ月~1ヶ月半前から受け付けていますが、受験日の2週間ほど前で締め切られますので早めに願書を提出してください。

合格基準点各回ごとの基準点(3科目の合計)
試験科目貿易実務(200点)
貿易マーケティング(100点)
貿易実務英語(150点)
合計450点
試験時間開場 / 12時45分
受験説明 / 13時00分~13時15分
1.貿易実務、2.貿易マーケティング / 13時15分~15時15分(2時間)
3.貿易実務英語 / 15時30分~16時40分(1時間10分)
受験料12,343円
試験会場日本貿易実務検定協会で案内されいます。詳しく→
全国の専門学校やスクールなどの団体試験会場でもおこなわれます。

A級の試験内容は?

試験の出題形式は、「短答式」と「事例式」の2つに分かれています。

「短答式」は、C級やB級と同じですが、A級になると全体に占める割合はB級に比べると少なくなります。

「事例式」は、ある具体的な事例が与えられ、それについてとるべき処置を答えるものです。
ケースが特定されていますので、そのケースの場合に限定してどのような手続きが必要かを具体的に答える必要があります。知識を整理し、全体図をよくつかんでおくことが必須でしょう。
また、「事例式」では、答えがあらかじめ与えられている選択式と、記述式で答える2つの出題形式で出題されます。

貿易実務貿易と環境
貿易経済知識
貿易の流れ
貿易金融
貿易書類
貿易法務
国際取引と税務
通関知識
貿易保険
外国為替
航空貨物
クレーム
マーケティング知識
貿易マーケティング
貿易実務英語商業英単語
英文解釈
英作文

試験の出題傾向は、貿易実務の法律的な裏付けや各種条約、契約書、英米法の理解、周辺業務、関連業務の知識が求められます。そして何よりも実際に起こりうるであろう事例の中で、どのように判断して行動できるかという判断力が重要視されます。

貿易実務検定A級の過去問は?

1)過去問題サンプル
日本貿易実務検定協会が掲載しているサンプルです。

貿易実務検定A級合格の勉強方法は?

実務経験、英語力が無いと合格は厳しいレベルです。

独学の場合

予算:6,000円~

日本貿易実務検定協会からA級の過去問題を収録した「貿易実務検定 A級対策問題集 」が参考になります。
B級取得にも使える「貿易実務ハンドブック」や「貿易実務アドバンストマニュアル」もA級取得の参考書となります。
書籍代だけでも10,000円前後はかかります。

通信・通学の場合

予算:40,000円~

A級取得のための通信、スクールは少なく関東では「日本貿易実務検定協会」。関西では「神戸大阪通関貿易教育研究所」「スクールきづ」がA級取得のための講座を開校しています。

独学、通信、通学 どのように勉強したらよい?

独学、通信、通学に共通する勉強方法は「過去問題集」を何度も解くことです。
自分の実力や苦手な問題を知ることもでき、実際の試験では過去問題集からも出題されるので効率よく学習できます。

通信講座のメリット・デメリット

【メリット】
DVDやインターネット動画とガイドブックを見ながら学習できるので、時間を有効に使いながら学習できます。
分からない点はメールで質問でき、学習方法やポイントなどもアドバイスしてくれます。
貿易実務未経験の方で英語も自信がない方でも、効率的な勉強方法で学習できます。

【デメリット】
価格も比較的安いですが、ガイドブックは別途購入する場合もありますので契約前に確認しておきましょう。
契約前に「貿易実務検定の試験対策の通信講座なのか?」「貿易実務を解説した通信講座なのか?」を確認して、試験に含まれる内容全てが講座にあるのかを確認しておきましょう。

通学講座のメリット・デメリット

【メリット】
分からない事や疑問に思う事などを講師に直接質問できることが通学の大きなメリットでしょう。
料金は高額になりますが、C級、B級、A級の講座を続ける受けることで割り引きなどの特典があります。

C級やB級の場合は、1日~3日ほどの集中対策講座を受講して試験対策する方法もあります。
A級は試験が年一回しか無いため、通学講座での学習をお薦めします。

【デメリット】
通学講座をおこなっているスクールが少なく、受講料も高額で時間も拘束されます。
貿易実務経験が無い方や学生の方、英語力に自信が無い方、最短で合格を目指す方には「通信・通学」がお薦めです。

独学のメリット・デメリット

【メリット】
学習コストが安いのが最大のメリットです。
実務経験が無くてもある程度の英語力があれば独学でのC級、B級の合格も可能です。

過去問題集とガイドブックで学習するのが一般的で、特に日本貿易実務検定協会の「貿易実務検定 問題集」は試験対策に必須です。Amazonなどで購入できるガイドブックは図書館でも借りることができますので、コストを抑えたい方は「貿易実務検定 問題集」のみを購入する方法もあります。

【デメリット】
効率の良い勉強方法やアドバイスを受けることが難しいのがデメリットです。

貿易実務検定おすすめ本

ガイドブック、問題集を揃えていくと1万円以上掛かることもあります。
学習コストを抑えたい方は「ヤフオク」を利用すると半額以下で揃います。
貿易取引が改定することもありますので、出版日が新しい本の方が新しい法令に対応しています。

C級のおすすめ本

B級のおすすめ本

A級のおすすめ本

専門学校・スクール、通信教育

貿易実務検定 A級・B級・C級

貿易実務検定 B級・C級

貿易実務検定 C級