Wing Body Truck（ウイング車）とは、貨物輸送のためのトラックの種類の一つ。荷台の側面が羽を広げるようにひらくためこのように呼ばれる。1972年に萬運輸株式会社とボディー会社とで共同開発された。

通常の箱型トラックに比べ、側面が開くためフォークリフトでの積み下ろしも容易である。また積載の際にも無駄なスペースがなく積めるのが特徴。開閉にはモーターと油圧の装置が必要となるため、重量が大きい。ウィング部の留め具の位置により、運転時にも注意を要する。

振動に弱い貨物の運搬の際にもウィング車は両側の壁や天井を利用して固定をしたり、緩衝材をはさむなど対応をすることが可能で汎用性が高い。輸送以外の用途として、ウイング部を開いた状態のまま、ステージとして使用することもある。