International Chamber of Commerce（国際商業会議所｜ICC）とは、フランスのパリに本部を置く国際通商組織である。

1920年に創設され、活動の一つとして国際取引慣習に関する共通のルール作りを推進する。国際貿易取引の促進することを目的とし、その円滑化のための様々な統一規則を作成している。

その代表として、インコタームズの策定のほか、「信用状統一規則」「取立統一規則」「銀行間補償統一規則」「仲裁規則」｢友誼的紛争解決規則」「契約保証証券統一規則」「請求払保証に関する統一規則」「UNCTAD/ICC複合運送書類に関する規則」等を策定。

世界ビジネス機構として国連のA級諮問機関に指定されている。

日本国内には国内委員として、国際商業会議所日本委員会（ICC JAPAN）がある。1923年に加盟が承認されたが、1941年には戦争のため本部との連絡が途絶、1949年に本部にて日本の再加入が承認され、1951年に正式に再組織化された。