いんぼいす
インボイス(送り状、Invoice)とは、納品書、送り状の意味で、発送する荷物の中味を英文で説明する書類のことをいう。
貨物通関手続きには不可欠な書類で、商品の発送や納品明細書、請求書などの役割を果たす。海外へ発送する荷物にはすべてこのインボイスをつけなければならない。
貿易取引では、商業送り状(Commercial Invoice)と公用送り状(Official Invoice)の2つに分けられ、単にインボイスという場合には、商業送り状(Commercial Invoice)を指す場合が多い。
■商業送り状(Commercial Invoice)
売主(輸出者)が、買主(輸入者)に対して発行する貨物の明細を示した明細書で、
代金請求書、出荷案内書、納品書を兼ねることもある。
記載内容は、積荷の品名・数量・単価・金額・本船名・船積日・船積港・仕向港などが記入される。
(1)船積送り状(Shipping Invoice)
商品の船積後に、売主(輸出者)が買主(輸入者)あてに作成する、積荷の代金請求書であり、出荷案内でもある。また、船積前の輸出時にも使用される。
(2)見積送り状(Proforma Invoice)
売買契約を結ぶまえに、売り手が買い手に対して与える、試算用送り状のこと。
この書類を、買主(輸入者)が輸入通関のために使用することもある。
■公用送り状(Official Invoice)
(1)領事送り状(Consular Invoice)
脱税やダンピングの防止、または輸入税率の査定や統計資料作成に用いられる、
各国別の所定様式による公用送り状。近年では領事送り状は廃止される傾向にあるが、
中南米諸国やアフリカ諸国の一部では要求される場合もある。
(2)税関送り状(Customs Invoice)
輸出品の価格が公正であることを輸入国税関に証明するために、
輸入者の要請に基づき輸出者によって作成される公用の送り状のこと。
輸入者を通じて輸入国税関に提出される。内容的には領事送り状と同じだが、
領事送り状は輸出国に駐在する輸入国領事のビザを必要とするのに対して税関送り状はビザを必要としない。